はじめに
0歳児の赤ちゃんにとって、絵本の読み聞かせは「ことば」と「心」を育む大切な時間です。
まだ言葉を理解できなくても、鮮やかな色や優しい声の響きに反応して、赤ちゃんは少しずつ世界を広げていきます。
今回は、0歳児におすすめの絵本を厳選してご紹介しながら、楽しい読み聞かせのコツについても触れていきます。

・0歳児に絵本を読むメリット
・0歳児 月齢に合わせたおすすめの絵本10選
・楽しい読み聞かせの工夫
実際に私が、子どもと読んで「買ってよかった!」「楽しい時間を過ごせた!」と思う絵本10選を紹介していきますので最後まで見ていただけたらうれしいです。
実際に紹介していくその前に・・・・
・0歳の赤ちゃんに絵本を読んで意味があるの?
・ちゃんと絵は見えてるの?
と思ったことはないですか?
私はあります!笑
赤ちゃんに絵本を読み聞かせることはもちろんいいことだと思うけど…。
0歳の赤ちゃんに絵本を読んで、どんないいことがあるんだろう?
まずはそんな疑問を解決していきましょう!
0歳児に絵本を読むメリット
実はこんなにいいことがあるんです!
・親子のコミュケーションになる。
・言葉への興味を引き出す。
・語彙力と集中力の向上になる。
・想像力が育まれる。
・人との関わりが好きになれる。
もちろん、月齢が小さい頃は赤ちゃんもきょとんとしていました笑
ですが少しずつ大きくなってくると、じーっとみたり、笑ったり、真似しようとしたりして、成長を感じられるように!
言葉への興味(食べ物や動物などが特に)や、想像力の向上はとても意味があったように思います。
同じ動きをしようとしたり、話している口元をじっとみたり、赤ちゃんにとっての模倣という大きな学びになっていることは明らかです。
読み聞かせをしている大人だけではなく、絵本に登場する人物との関わり、感情も生まれてくる気もします。
そして、繰り返し読み聞かせをしていると「本を読む時間」として、親も子どもも認識していきます。
その効果もあってか今でも絵本は大好きで、時々思い出しながら昔読んでいた絵本を懐かしそうに読んでいることもあります。
何より1番は、親子のコミュニケーションとしてとっても大切な時間になりました。

月齢ごとの発達と絵本の選び方
次に、赤ちゃんってどこまで何が見えてるんだろうと疑問に思いました。
なので月齢に沿った、赤ちゃんの身体の発達を踏まえた読み聞かせのポイントはこちら。
また発達に沿った、読み聞かせのポイントも♫
🍼【0〜3ヶ月】
- 身体の発達:目の焦点が合う距離は20〜30cm程度と言われています。徐々にモノをじーっと見つめるようになってきます。
- 読み聞かせのポイント:
- はっきりした色・コントラストのある絵本(例:白黒の絵本)がおすすめ!
- ゆったりした声で、顔を近づけて読んであげると◎
- 絵よりも「声」「リズム」が大事
🐣【4〜6ヶ月】
- 身体の発達:首がすわり始め、視野も広がってきます。手で物を触れようとしたり興味がでてきます。
- 読み聞かせのポイント:
- 絵を目で追えるように、ページをめくる動きも見ています
- 手に取れる布絵本やしかけ絵本を使って、一緒に触って感触や音を楽しむのもおすすめ!
- 興味を持ったページを繰り返し読んでOK!
🐥【7〜9ヶ月】
- 身体の発達:おすわりが安定し、両手で物を持ったり叩いたりできるようになります。表情もとっても豊かになってきます。
- 読み聞かせのポイント:
- 絵本を自分で触ってめくりたがる時期。壊れたりやぶれたりしにくい物がおすすめ!
- 簡単な「擬音語」や「繰り返し言葉」が楽しい!(例:「ぽんぽん」「にゃーにゃー」)
🐤【10〜12ヶ月】
- 身体の発達:ハイハイやつかまり立ちをするようになり、指先も器用になってきます。
- 読み聞かせのポイント:
- 簡単なストーリーや、動物・乗り物・食べ物など身近なものが出てくる絵本がおすすめ!
- 「これなあに?」「ワンワンどこ?」など簡単な単語がわかるようになってきます。また手を差し出して「ちょうだい」などジェスチャーと言葉の意味のつながりもわかるようになってきます。言葉+ジェスチャーでコミュニケーション力も育つ

月齢に合わせたおすすめ絵本10選♫
🍼【0〜3ヶ月向け】視覚と聴覚にやさしく刺激を
👶 おすすめ絵本:
『しましまぐるぐる』柏原晃夫 (学研)
はっきりした色と模様で赤ちゃんの目を引きます!カラフルで視覚的な刺激が豊かで、何度もページをめくりたくなる魅力があります♫
『あかあかくろくろ』ながしまひろみ (学研)
赤・黒・白のコントラストで新生児期にぴったり!
うちの子供が1番最初に読んだ絵本です。最初はぼんやり見ているだけですが、何度も読んでいると目で追ってじっとみるようになりました。しましまぐるぐると共に、初めての絵本にぴったりです!
🐣【4〜6ヶ月向け】手触り&音が楽しい
👶 おすすめ絵本:
『じゃあじゃあびりびり』まついのりこ (偕成社)
擬音語たっぷりで音のリズムが楽しい絵本。シンプルな絵と音の響きが赤ちゃんの興味を引き、ページをめくるたびににこにこ♫初めての読み聞かせにもぴったりです。
『いろいろばあ』新井洋行 (えほんの杜)
カラフルな色が「ばあっ!」と登場するしかけ絵本。色と形がダイナミックで、赤ちゃんの驚いたり笑ったり、いろいろな反応を見ることができます!
また、手触りも楽しめるようになっていて、ページを自分でめくる楽しさも味わえるデザインです。繰り返しのリズムが心地よく、何度も「ばあっ!」と繰り返してしまいます♫
🐥【7〜9ヶ月向け】自分でめくって遊びたい!
👶 おすすめ絵本:
『かんかんかん』のむらさやか (福音館書店)
身近にあるもので、列車がかわいく表現されています。「かんかんかん」と繰り返しのリズムが癖になります。1〜2歳になっても一緒に長く楽しむことが出来る絵本です♫
『もこもこもこ』谷川俊太郎 (文研出版)
独特な絵とリズム感のある不思議な言葉の連なりが特徴の絵本。一緒に「もこもこ」と声に出して楽しめます♫ 大人もくせになります!
『くだもの』平山和子 (福音館書店)
リアルなイラストで描かれた果物たちが美しく、ページをめくると「さあ、どうぞ」と差し出されるシーンがあります♫思わず赤ちゃんが手を伸ばしたくなるような、温かみのある一冊です。
とても鮮やかで素敵な絵です。
🐤【10〜12ヶ月向け】身近なものや簡単な物語を楽しむ
👶 おすすめ絵本:
『はらぺこあおむし』エリック・カール (偕成社)
歌になるほど有名なお話!しかけもあり、子供が自分でページをめくろうとしていました。うちの子供はお気に入りすぎて、かんで端っこがやぶれています笑
何度読んだかわからないくらい読みました!こちらも長く読める絵本です。
『だるまさんシリーズ』かがくいひろし (ブロンズ新社)
自然に子供と触れ合うことができて、お互いが笑顔になれる絵本です。だるまさんと同じポーズをしたり、ぎゅっとし合ったり、本当に楽しい!シンプルな絵と内容ですが、だるまさんの表情が子供の気持ちを引き出してくれます。
『ノンタンシリーズ』キヨノサチコ (偕成社)
ノンタンシリーズの中でも赤ちゃんに向けての「赤ちゃん版」というシリーズがあります。長男が産まれた時に出生届を出しに行ったら、市役所でもらえたのが「しーしーしー」「もぐもぐもぐ」でした。
とてもうれしかったのを今でも覚えています♫繰り返しのリズムと、登場する動物たちがかわいいですよ。
こんなかわいいセットだとプレゼントでもらってもうれしいですね。
絵本を選ぶ時のポイント
1 色がはっきりしている
→赤ちゃんはコントラストの強い色(赤・黒・白など)に反応しやすいです。目を引く絵本が◎
そして、◯や□などの模様も見やすいようです!
2 リズムや繰り返しがある
→「ぽんぽん」「くっついた」「いないいないばあ」など、同じ言葉の繰り返しは安心感&記憶にもつながります。
3 シンプルで分かりやすい絵
→細かい絵やごちゃごちゃした絵はまだ難しいので、ひと目でわかるシンプルな絵がおすすめです。
4 丈夫なつくり
→結構重要なポイントです。なめたり引っぱったり、噛んだりする時期なので、厚紙や布製で壊れにくいと安心です。今となっては、噛んだりしてくたびれてしまった絵本もとてもいい思い出です。
5 五感を使って楽しめる
→聞く・見る以外にも、触るなど複数の感覚を刺激する絵本(布絵本や音が出る絵本など)は飽きずに楽しめます。布や音がする絵本は、お出かけの時によく持ち歩いてました!
6 親も読んで楽しい
→1番大切かもです。読む側が楽しいと、声のトーンや表情に自然と出て、赤ちゃんにも伝わります。一緒に体を動かしたりして、楽しい時間にしましょう♫

楽しい時間を過ごすための工夫
🎵 1. 声のトーンやリズムを変える
- 登場人物によって声を変えたり、大きな声・小さな声を使い分けたりすると、赤ちゃんは興味津々!
- 歌うように読んだり、擬音語・擬態語をリズミカルに読むと赤ちゃんも喜びます♫
👀 2. 絵を指さしながら読む
- 絵を一緒に見て、「わんわんだね!」「これはバナナだよ~」と語りかけることで、絵と言葉の結びつきが強まります。
✋ 3. スキンシップを取り入れる
- 赤ちゃんを抱っこしたり、膝の上に座らせたりしてスキンシップを図りながら楽しい時間にしましょう♫
- 絵本の内容に合わせて体を軽くトントンしたり、手を握ったりすると一層楽しくなります。
- 絵と同じような表情や動きで、赤ちゃんの模倣が活発になります。
📚 4. 赤ちゃんのペースに合わせる
- 途中でページを戻ったり、同じページをじっと見ていたりしてもOK!
赤ちゃんの興味を優先してあげましょう。 - 最後まで読めなくても問題なし♫飽きたらやめて大丈夫。
まとめ
0歳の赤ちゃんにとって、絵本はまだ早いかなあと思われる方もいるかもしれません。
しかし赤ちゃんに絵本を読み聞かせると、赤ちゃんにも家族にもいいことがたくさん!
・赤ちゃんの発達を促す
ページをめくるたびに目を輝かせたり、小さな手で触れようとしたりする姿を見ることができる特別なひとときになるはずです。赤ちゃんの成長を日々感じることが出来る素敵な時間になります。
・親子のコミュニケーションが深まる
絵本を読む時間が親子の絆を深め、赤ちゃんの心に「安心感」と「愛情」を刻んでいるのです。毎日少しの時間でも、絵本を開いて一緒に楽しむことで、赤ちゃんの世界はどんどん広がっていきます!
・楽しい思い出が作れる
絵本を通じて感じる笑顔やぬくもりは、何年経っても色あせない大切な思い出になります。ぜひ、今日もお気に入りの一冊を開いて、今しかない赤ちゃんと一緒に親子の時間を楽しんでください。


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