深い海の伝説をさがして 作 クロエ・サベージ 訳 よしい かずみ
今年2025年2月に、発売されたばかりの新しい絵本です!
とってもきれいな深い海を冒険しにいくお話で、海の生き物が好きなお子様におすすめです。
主人公の冒険をしている姿は、とてもかっこよくて楽しそうです。
どんな絵本?
水彩画のような優しいタッチのイラストですが、色鮮やかで、きらきらしていてとてもきれいです。
特に海の深い場所の青い色が、なんともいえず好きになりました。
主人公は海洋生物学者のローズ博士、海のことならなんでも興味津々です。
そんなローズ博士が気になったのは、伝説の生き物「カーメラ」です。
カーメラの姿を捉えようと仲間を集めて、海の底を目指して冒険に出発します。
そこで腕がいいことで有名な潜水艇の操縦士アンと出会います。
2人は意見をぶつけ合いながら、カーメラにという目標にむかって海にでます。
2人が海の底で見たものは・・・
数々の見たことのない不思議な生き物に出会います。
海での冒険を終えて、ローズはどんな気持ちになったのか、これからどうしていこうと決めたのかが描かれています。
発見・学び
・目標に向かって進む姿を見ることができます。
・共に何かをしようとする仲間の大切さを学べます。
・自分の知らないことを探求していく姿が、とても楽しそうに描かれています。
ローズのやると決めたことに向かって進んでいく姿は、とってもかっこいいです。もちろん無理なこともあるけれど、恐れずに解決しようと目標に向かっていきます。
「あきらめない」というローズの強い姿勢は、きっと子どもにも伝わるはずです。
そしてローズにとってもう1つ大切なのは、意見をぶつけ合える仲間の存在です。
一緒に考え行動する仲間の存在、大切さについて描かれています。
ローズが見つけようとしているカーメラは、伝説と言われている存在です。ローズはその伝説を解明しようと動き出します。
結果が伴わなくても、新しい何かを発見したり、探求した結果は必ずついてきます。
ローズはその結果を、とても有意義に楽しそうに受け入れています。
目標に対する結果だけではなく、自ら学びを見つけられるってすごいことだと思います。

まとめ
最初はきれいな絵本だなーと読んでいましたが、読み進めていくと「探求していく楽しさ」や「あきらめない心」、「仲間の大切さ」など多くのことが描かれていた絵本でした。
絵もきれいで、素敵な表現がたくさんありました。
娘が、少しずつ絵本に近づき集中していくのがわかりました。何か惹かれるものがあったようです。
絵本の最後の一文が、とても印象的でした。
ぜひ、海の底の世界へ冒険にいってみてください♪
それでは、おやすみなさい。
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