はじめに
子どもの成長は本当にあっという間です。少しずつ文字に興味を持ち、物語を理解し、想像力も大きく広がっていきます。特に4〜6歳の時期は、文字を目で追ったり、絵本のストーリーを楽しんだりする力が急速に発達します。絵だけではなく文字にも注目し、読んで理解する楽しさを知り始める大切な段階です。
この記事では、4〜6歳の発達ポイントに合わせたおすすめ絵本10選をご紹介します。また、読み聞かせの工夫やポイントについても解説していますので、親子で素敵な絵本タイムを楽しむヒントにしてください。

🧠年齢の発達について
- 読解力の向上
物語のストーリーを追う力がつき、登場人物の感情を理解するようになります。絵本を読んだあとに、絵本の感想を話したり「自分だったら」など違う目線から振り返るのも効果的です。 - 言葉の興味・語彙力の拡大
家族だけではない幼稚園・保育園のお友達との世界が広がっていきます。新しい言葉や表現に興味を持ち、語彙が飛躍的に増加します。 - 想像力と共感力
絵本の世界を頭の中でイメージしながら読むことで、想像力が育ちます。また、登場人物への共感も深まります。広がった世界の中で、楽しいことはもちろん、ちょっと辛いこともあるかも。「こんな時はどうしよう」「困ったな」とかたくさんの解決へのきっかけが絵本からつかめるかもしれません。 - 自分で読む楽しさ
簡単な文字を自分で読むお子さんも増えてきます。興味をもってきたらチャンスです!読み聞かせから、自分で文字を追う楽しさへとつながります。
📚️おすすめの絵本10選
🦓4歳向け
- 『ぐりとぐら』(中川李枝子/大村百合子):たまごを使ったおおきなカステラ作りの冒険。繰り返しのフレーズが楽しい。
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- 『スイミー』(レオ・レオニ):協力の大切さを教えるクラシック。美しい絵が子ども心を引きつけます。
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- 『バムとケロシリーズ』(島田ゆか):個性豊かなバムとケロのユーモラスなやり取りが楽しい。繰り返し読みたくなる魅力があります。
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🦒5歳向け
- 『よるくま』(村上康成):夜のおでかけストーリーで安心感を与える一冊。
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- 『ちいさなちいさなほうせきのもり』(サカイサチエ):小さな宝石たちが森の中で繰り広げる幻想的な物語。かわいいものが大好きな子供はきっと大好きになります。うちの長女はこのシリーズがお気に入りです。
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- 『ごめんね ともだち』(内田麟太郎/降矢はな):友だちとのケンカや謝る気持ちを描いた心温まるストーリー。独特のフレーズと力強い絵、そして温かいメッセージが心に残ります。
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🦁6歳向け
- 『かいじゅうたちのいるところ』(モーリス・センダック):想像力を最大限に刺激する名作。
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- 『エルマーのぼうけん』(ルース・スタイルス・ガネット):ユーモラスな冒険と友情の物語。
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- 『100円たんけん』(中川ひろたか/岡本よしろう):身近な100円ショップを舞台に、日常の発見と楽しさを描いた絵本。
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- 『1ねん1くみの1にち』(川島敏生):小学校の1クラスで過ごす1日の様子を描き、入学前のイメージ作りに最適。
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📖読み聞かせのポイントと工夫
- 登場人物の声色を変える:キャラクターごとに声のトーンや速さを変えて臨場感を出します。
- 問いかけを入れる:物語の途中で「次はどうなると思う?」と問いかけ、対話を促します。
- ページを一緒にめくるタイミング:子どもの興味やページめくりのタイミングを尊重しましょう。
- 自分で読む時間を作る:文字を指さしながら、一緒に読む体験を増やします。
まとめ
4〜6歳は、家族以外の人物との関わりが増えてくる年齢です。そしてたくさんの言葉を日々学び、吸収していきます。いいことだけではなく、覚えてほしくないことを覚えてくることもあります。
絵本を通して、たくさんの視点があり、いろんな人の感情や言葉があることを学んでほしいです。
そして物語を味わい、言葉と想像力を育む大切な時期です。ご紹介した絵本を通じて、読み聞かせという大切なコミュケーションの時間をお過ごしください☺
きっとたくさんの言葉が生まれてきます。子供の成長を一緒に見守りましょう。
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