14ひきのひっこし いわむらかずお (童心社)
先日、いわむらかずおさんの訃報が伝えられました。
40年以上前から、たくさんのこどもたちが読んできた14ひきのシリーズ。
いわむらかずおさんが描く丁寧でかわいい絵と、14ひきの家族が仲良く過ごす物語です。
何度でも読みたくなる、14ひきのシリーズから今回は「14ひきのひっこし」です。
これからもたくさん読んでいきたい絵本です。
どんな絵本?
今回の14ひきの家族は、森の奥深くに新しいおうちを探しにでかけています。
そしてやっと見つけた、いい木の根っこ♫
ここで新しい生活のために、みんなでせっせと準備をします。
木の根っこに到着する前の、14ひきの冒険はなんだかわくわく!
川を渡ったり、ちょっと怖い動物に出会って不安になったり、みんなで協力しながら森の中を進んでいきます。
新しいおうちについてからも、14ひきみんなで仲良く楽しく暮らせるように協力して準備をしていきます。
家だけではなく、水道や橋も作っちゃうなんてすごいですね。
あとはかわいいだけではなくて、細かくて丁寧な絵が本当に素敵です。
そして「しりもちをつきそうなのはだれ?」など、見つけてみよう!や、「いくつかな?」などの探し足したり数えたりする要素もあって楽しめます。
学び・発見
・家族みんなで仲良く協力している姿が印象的です。
・探したり、数えたり、宝さがしのような要素もあります。
・森の中のたくさんの資源を工夫して、作り出すおもしろさを学べます。
14ひきのシリーズといえば、家族が協力して仲良く過ごす物語です。
今回も変わらず、みんながそれぞれ自分のできることを協力しながら行動しています。
家族で思い合う姿にほっこりした気分になれます。子どもにもきっと温かい気持ちが伝わるはずです。
そしてただ読むだけではなく、探したり数えたり小さいお子様もあきることなく楽しめる要素がたくさん!
子どもと一緒に楽しめるの、いいですよね♪
今回はひっこしということで、家族みんなが森の資源でお家の中だけではなく、外の生活に必要なものまで自分たちの手で作ります。
何かを考えて作ったりする、工作が好きなお子様にもおすすめです!
新しい何かがひらめくかもしれません。
まとめ
40年以上前から読まれていると思うと、本当に「すごい」としか言いようがないです。
もう新しい作品が読めないのは残念ですが、今ある作品の素晴らしさを、これからも伝えられたらいいなと思います。
家族みんなで一緒に楽しい時間を過ごす、そんな普通の時間をもっともっと大切にしていきたいなと改めて感じました。
いわむらかずおさん、長い間ありがとうございました。これからのお世話になります。
おやすみなさい。
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