おまえ うまそうだな 作絵 宮西達也 (ポプラ社)
宮西達也さんの「ティラノサウルスシリーズ」の、1作目となる「おまえ うまそうだな」。
息子が恐竜好きで、出会った1冊です。
独特の力強いタッチの絵で迫力満点です。
でも絵本の内容は、ティラノサウルスのイメージとは反対の、優しくてちょっと悲しいお話です。
どんな絵本?
まだ恐竜が生きていた大昔のこと、アンキロサウルスの赤ちゃんが生まれました。
でもアンキロサウルスの赤ちゃんは、一人ぼっちです。
さみしくて泣いていた赤ちゃんアンキロサウルスのもとに、ティラノサウルスがやってきます。
「おまえ うまそうだな」と、飛びかかろうとした時、予想外のことが起きます。
「おとうさーん」とアンキロサウルスがしがみつきます。
アンキロサウルスは「おまえ うまそうだな」の「ウマソウ」を自分の名前だと勘違いしてしまいます。
ティラノサウルスは、うまそうを食べることができず、さらに他の肉食恐竜から守ったりします。
そこから、ウマソウとティラノサウルスの生活が始まります。
最後は少し切なくなりますが、ティラノサウルスのウマソウへの愛しい気持ちが伝わる、あたたかい絵本です。
発見・学び
・ウマソウ、ティラノサウルス お互いの優しい気持ちが伝わります。
・ダイナミックな絵が、とっても素敵でわくわくします。
ティラノサウルスのために、ごはんをとりにいくうまそう。
ウマソウを他の恐竜から守ったり、たくさんのことを教えるティラノサウルス。
ふたりの優しい気持ちが本当にあたたかいです。
そしてもう1つの大きな魅力は、宮西達也さんの迫力満点の絵です!
唯一無二の強くて繊細な絵がなんともいえません。
まとめ
ダイナミックな絵と、繊細なストーリーとのギャップがとても素敵です!
少し悲しい気持ちにもなりますが、「よかったね」と心があたたかくなりました。
大人気シリーズの1作目となる、この「おまえ うまそうだな」、実は2010年に映画にもなっているんです。
子どもだけではなく、大人の方にもおすすめです!
本当に感動します。泣きます。
そしてなんと舞台までやってます!
公式サイトはこちらから。
息子が小さかったら行きたかったです…。恐竜好きには、たまらなさそうです。
興味がある方はぜひ、チェックしてみてください♫
今日も1日おつかれさまでした。
それでは、おやすみなさい。
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